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	<title>リクエスト作品 | NOVEL ROOM</title>
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	<title>リクエスト作品 | NOVEL ROOM</title>
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		<title>『ひとつ前の場所で』</title>
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		<dc:creator><![CDATA[kei]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Apr 2025 02:09:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[リクエスト作品]]></category>
		<category><![CDATA[片想い]]></category>
		<category><![CDATA[青春恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[学園ストーリー]]></category>
		<category><![CDATA[泣ける小説]]></category>
		<category><![CDATA[秘密の関係]]></category>
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					<description><![CDATA[　いつからだったか、私は“ひとりの場所”にいることが多くなっていた。 　教室の端。誰も使わない席の隣。 　昼休みの図書室。廊下に面した窓際の階段。 　そこにいると、誰にも話しかけられないし、私も誰とも目を合わせずに済んだ [&#8230;]]]></description>
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<p>　いつからだったか、私は“ひとりの場所”にいることが多くなっていた。</p>



<p>　教室の端。誰も使わない席の隣。</p>



<p>　昼休みの図書室。廊下に面した窓際の階段。</p>



<p>　そこにいると、誰にも話しかけられないし、私も誰とも目を合わせずに済んだ。</p>



<p>　「自分から輪に入ればいい」なんて――そんなに簡単な話じゃなかった。</p>



<p>　誰かと話していても、心のどこかで“浮いてる”のを自覚してた。<br>　声のトーン、話題のセンス、反応の速さ。<br>　どれも、うまく馴染めない。</p>



<p>　でも、それでもいいと思っていた。<br>　無理して合わせるよりは、ひとりでいたほうが楽だったから。</p>



<p>　そんな日々の中、<br>　――彼は、何の前触れもなく声をかけてきた。</p>



<p>　「その本、おもしろい？」</p>



<p>　振り返ると、クラスの男子が立っていた。<br>　名前は、陽斗（はると）くん。<br>　特別目立つタイプでもないけど、どこか落ち着いてて、<br>　授業中もいつも静かにノートを取っている人。</p>



<p>　「え、あ……うん。まあ、普通かな」<br>　思わず声が裏返る。</p>



<p>　彼は、にこっと笑って、<br>　「そういう“普通”って実は一番面白かったりするよね」<br>　って言った。</p>



<p>　なんだそれ、って笑いそうになったけど、うまく笑えなかった。</p>



<p>　「……そうだね」</p>



<p>　小さくうなずいた私に、それ以上なにも言わずに、彼は隣の席に腰を下ろして、自分の本を開いた。</p>



<p>　それだけだった。</p>



<p>　でも、私はその日、心の中で何度もあの言葉を反芻してた。</p>



<p>　“その本、おもしろい？”</p>



<p>　それは、誰からも向けられなかった言葉だった。</p>



<p>　次の日も、図書室の窓際に座っていると、<br>　彼がふらっと現れて「また会ったね」と笑った。</p>



<p>　それからのことは、よく覚えていない。<br>　気づけば、毎週のようにそこで顔を合わせていたし、彼が座ることも、話しかけてくれることも、当たり前みたいに感じるようになっていた。</p>



<p>　でも、本当は当たり前じゃない。</p>



<p>　あの教室で、私にまっすぐ声をかけてくれたのは、彼だけだった。</p>



<p>　<br>　最初に気づいたのは、隣の席の子のほんのわずかな視線だった。</p>



<p>　授業が終わって、プリントを回すとき。</p>



<p>　一瞬、目が合って、それからそらされる。<br>　そのあと、友達と何かをひそひそと話している。</p>



<p>　たぶん、彼と図書室で話してるのを見られたんだ。</p>



<p>　別に悪いことをしてるわけじゃない。<br>　でも、そんなふうに見られるのは、やっぱり少し怖かった。</p>



<p>　「……噂になってるかも」</p>



<p>　放課後、いつもの図書室の席で、彼が言った。</p>



<p>　「えっ……やっぱり？」</p>



<p>　私は思わず声をひそめた。</p>



<p>　「まあ、目立つよね…ふたりでいるの、毎回同じ場所だし」</p>



<p>　彼はそう言って、本を閉じた。</p>



<p>　私はうつむいたまま、何も言えなかった。</p>



<p>　「嫌だった？」</p>



<p>　静かな声が降ってくる。</p>



<p>　「……ううん」</p>



<p>　本当は、少しだけうれしかった。</p>



<p>　誰かと一緒にいることで、誰かに見られること。</p>



<p>　彼と並んでいる自分を、誰かが気にしているという事実。</p>



<p>　そんな小さな出来事が、自分を“存在している”と思わせてくれた。</p>



<p>　だけどそれを、正直に口にする勇気はなかった。</p>



<p>　「……でも、もう話さないほうがいいかも」<br>　ぽつりと、私が言った。</p>



<p>　彼は少しだけ黙って、それから、<br>　「じゃあ、人前じゃ話さない。放課後だけね」<br>　と微笑んだ。</p>



<p>　その笑顔に、なぜだか涙が出そうになった。</p>



<p>　それからの私たちは、図書室ではなく、校舎裏のフェンス沿いや、帰り道の途中の公園。</p>



<p>　お互いのスマホに送る短いメッセージ――<br>　人目につかない場所で、少しずつ言葉を交わし　<br>　ていった。</p>



<p>　誰にも知られない関係。</p>



<p>　でも、それは私にとって、確かに“特別なも　<br>　の”になっていった。</p>



<p>　目が合えば少し微笑むようになった。<br>　名前を呼ばれるだけで、なんだか安心するよう　　<br>　になった。</p>



<p>　気づけば、季節は春の終わりを迎えていた。</p>



<p>　そんなある日――</p>



<p>　部活の先輩に呼び出された。</p>



<p>　放課後の体育館裏。誰もいない静かな場所で、<br>　「前から気になってたんだ」って、先輩はまっすぐ言った。</p>



<p>　何が起きてるのかわからなくて、ただ黙ってうなずいた。</p>



<p>　断ったわけでも、受け入れたわけでもなかった。<br>　でも“誰かに好かれた”という事実だけが、胸の中で大きくふくらんでいった。</p>



<p>　帰り道、スマホを握りしめて歩いていた。</p>



<p>　なんとなく、彼に伝えたくなって、メッセージを打っていた。</p>



<p>　『……さっき、先輩に告白された』</p>



<p>　少し間が空いてから、既読がついた。<br>　そして、返ってきたメッセージはたった一行。</p>



<p>　『……そっか。でも、できれば付き合ってほしくないかな』</p>



<p>　画面を見つめて、数秒間止まった。</p>



<p>　何それ。</p>



<p>　すぐには意味がつかめなかった。<br>　けど、彼が冗談みたいにそう言うのが、なんとなく目に浮かんだ。</p>



<p>　『……なんで？』</p>



<p>　『いや、なんとなくだけど』</p>



<p>　それだけの会話。<br>　でも、私はほんの少し、拍子抜けした。</p>



<p>　彼なら、いつものように「よかったね」って、<br>　優しく背中を押してくれると思っていたから。</p>



<p>　『応援してくれると思ったのに』</p>



<p>　打ったあと、すぐに後悔した。<br>　ちょっと意地みたいになっていた。</p>



<p>　返ってきた言葉は、それでも優しかった。</p>



<p>　『ごめん』</p>



<p>　たったそれだけ。<br>　でも、なんとなくそれ以上は続けられなかった。</p>



<p>　スマホを閉じて、息を吐く。</p>



<p>　浮かれていたんだと思う。<br>　“誰かに選ばれた”ことに、<br>　期待してしまった自分が恥ずかしかった。</p>



<p>　陽斗くんは、先輩の噂を知っていたのかもしれない。<br>　それを言わずに、ただ「付き合ってほしくない」と笑った。</p>



<p>　私だって、少しは聞いたことがあった。<br>　でも、“そんなはずない”って、思いたかった。</p>



<p>　彼の静かな優しさを、<br>　私はきっと――見えなくなっていた。</p>



<p>　その数日後、噂はあっさりと現実になった。</p>



<p>　告白してきた先輩が、他の子にも声をかけていたこと。<br>　わたしのことを「ちょっと押したらすぐいけそうだった」って話していたこと。</p>



<p>　中途半端な期待を持った自分が、<br>　何より一番、恥ずかしかった。</p>



<p>　誰にも言えなくて、ただ静かに、<br>　自分の中にその感情を押し込めた。</p>



<p>　あの日、彼の言葉を信じていたら。<br>　「付き合ってほしくない」なんて、そんな遠回しなやさしさじゃなくて、はっきり伝えてくれたら。</p>



<p>　……いや、ちがう。<br>　見ようとしなかったのは、わたしの方だった。</p>



<p>　自分に都合のいい方だけを見て、優しさは、面倒くさいものに思えて、気づかないふりをしていた。</p>



<p>　――放課後。</p>



<p>　昇降口の前、帰る準備をしていたとき。<br>　ふと目が合った彼が、ゆっくり近づいてきた。</p>



<p>　「……大丈夫？」</p>



<p>　たったそれだけのひと言。</p>



<p>　でも、その声を聞いた瞬間、<br>　涙が一気にあふれて、止まらなくなった。</p>



<p>　人がいる場所だったのに、そんなこと気にしていられなかった。<br>　恥ずかしくても、かっこ悪くても、もう全部どうでもよかった。</p>



<p>　彼は何も言わなかった。<br>　ただ、横にいてくれた。</p>



<p>　何も詰めないで、何も責めないで、<br>　そのままのわたしを、受け止めてくれた。</p>



<p>　ずっと、優しかった。<br>　ずっと、変わらなかった。</p>



<p>　わたしが勝手に浮かれて、見えなくなっていただけだった。</p>



<p>　その日、家に帰って布団の中で、<br>　わたしは小さく声に出してみた。</p>



<p>　「……陽斗くん」</p>



<p>　名前を呼んだだけなのに、<br>　胸の奥が、じわりとあたたかくなった。</p>



<p>　もっとずっと前から、私は彼のことが好きだった。</p>



<p>　あのとき、ちゃんと気づいていればよかった。<br>　ちゃんと伝えていれば、こんなに遠回りしなかったのに。</p>



<p>　――夕方の風が、制服の裾を軽く揺らした。</p>



<p>　校舎裏のフェンスの前。<br>　わたしたちは、並んで座っていた。</p>



<p>　「……ごめんね、あのとき」</p>



<p>　ぽつりと、わたしが言った。</p>



<p>　陽斗くんは、少しだけ驚いたように顔を向ける。<br>　でも何も言わず、視線を空に戻した。</p>



<p>　「ちゃんと、見えてなかった。自分のことでいっぱいいっぱいで……」</p>



<p>　こんなふうに素直に言えるのに、どれだけ時間がかかっただろう。</p>



<p>　彼は静かに言った。</p>



<p>　「俺は、全然大丈夫だよ」</p>



<p>　ああ、やっぱり。</p>



<p>　いつだって、自分のことよりわたしのことを先に気にしてくれる。</p>



<p>　だから、わたしは。</p>



<p>　「……ねえ」</p>



<p>　声が少しだけ震える。</p>



<p>　「わたしのこと、好きになってくれる？」</p>



<p>　言葉にした瞬間、胸がぎゅっと締めつけられた。</p>



<p>　ずうずうしいってわかってた。<br>　勝手すぎるってわかってた。</p>



<p>　でも、それでも――どうしても聞きたかった。</p>



<p>　陽斗くんは、しばらく何も言わなかった。</p>



<p>　やがて、ゆっくりと口を開いた。</p>



<p>　「……それは、無理だよ」</p>



<p>　――当然の言葉だった。</p>



<p>　あのとき、わたしは彼の優しさを遠ざけた。<br>　見なかったふりをして、向き合おうともしなかったくせに。</p>



<p>　ひどいのはわたしなのに、なんでこんなに苦しいんだろう。</p>



<p>　涙がこぼれた。</p>



<p>　頬を伝って、制服に落ちる。</p>



<p>　「……ごめん、変なこと言って」</p>



<p>　声がうわずって、自分でも何を言っているのか分からなかった。</p>



<p>　そのとき、彼がわたしの手を、そっと握った。</p>



<p>　「っ……」</p>



<p>　目を見開く。</p>



<p>　あたたかくて、ちゃんと力があった。</p>



<p>　「ごめん。ちょっと、いじわるだった」</p>



<p>　彼は、照れたように笑う。</p>



<p>　「でも――もう一度“好きじゃなかった頃”に戻るのは、無理だから」</p>



<p>　わけがわからなくて、なのに、<br>　胸の奥が、溶けていくようにあたたかくなった。</p>



<p>　「……なにそれ」</p>



<p>　笑ってるのか泣いてるのか、自分でもわからなかった。</p>



<p>　でも彼は、そんなわたしを見て、優しく笑った。</p>



<p>　――変わらないその笑顔が、<br>　わたしのすべてを、そっとほどいてくれた気がした。</p>



<p>　またここから始められる。</p>



<p>　今度は、ちゃんと隣で笑えるように――</p>



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		<title>『君がいない世界』</title>
		<link>https://novel-room.online/a-world-without-you/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[kei]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 21 Mar 2025 05:10:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[リクエスト作品]]></category>
		<category><![CDATA[記憶喪失]]></category>
		<category><![CDATA[感動]]></category>
		<category><![CDATA[青春]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[短編小説]]></category>
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					<description><![CDATA[　朝日がカーテンの隙間から差し込む。 　目を開けると、見慣れた天井があった。　スマホを手に取ると、時刻は午前6時50分。　いつもと同じ朝。 　だけど、何かが違う気がする。 　息を吸い込んでも、どこか胸が詰まるような感覚が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
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<p>　朝日がカーテンの隙間から差し込む。</p>



<p>　目を開けると、見慣れた天井があった。<br>　スマホを手に取ると、時刻は午前6時50分。<br>　いつもと同じ朝。</p>



<p>　だけど、何かが違う気がする。</p>



<p>　息を吸い込んでも、どこか胸が詰まるような感覚があった。</p>



<p>　気のせいだろうか。</p>



<p>　ベッドから降り、鏡の前に立つ。<br>　寝癖を直そうと髪を整えながら、ふと視線が止まった。</p>



<p>　右手の薬指。</p>



<p>　そこに、薄く指輪の跡のようなものが残っていた。</p>



<p>　……なんだろう。</p>



<p>　私は、指輪なんてつけていただろうか？<br>　ルールの厳しい学校だし、アクセサリーはほとんど持っていない。<br>　それなのに、この痕跡は……。</p>



<p>　妙な違和感を抱えたまま制服に袖を通し、家を出る。</p>



<p>　自転車に乗り、朝の風を感じる。<br>　通学路はいつもと同じ。<br>　同じ制服を着た生徒たちが歩き、時折笑い声が聞こえてくる。</p>



<p>　だけど、何かが足りない。</p>



<p>　この景色に、本当はもう一つ何かがあった気がする。</p>



<p>　「おはよう！」</p>



<p>　校門をくぐると、美幸が手を振って駆け寄ってきた。</p>



<p>　「おはよう」</p>



<p>　私は笑顔を返す。</p>



<p>　「また寝不足？ なんかぼーっとしてない？」</p>



<p>　「ううん、そんなことないよ」</p>



<p>　美幸と話しているうちに、違和感は薄れていく。<br>　きっと気のせい。<br>　考えすぎなだけ。</p>



<p>　そう思いながら、教室へ向かった。</p>



<p>　午前中の授業は、ぼんやりとしたまま過ぎていく。<br>　ノートを開き、ペンを走らせる。<br>　けれど、文字がどこか遠く感じた。</p>



<p>　私は今、何を考えているんだろう。</p>



<p>　何を、忘れているんだろう。</p>



<p>　昼休み。</p>



<p>　美幸と屋上でお弁当を広げる。<br>　いつも通り、他愛もない話をして、笑い合う。</p>



<p>　「佳奈ってさ、最近何か考えごとしてる？」</p>



<p>　「え？」</p>



<p>　「なんかさ、時々ぼーっとしてるし、何かを思い出そうとしてる感じがする」</p>



<p>　……そうだろうか。</p>



<p>　私は、何かを思い出そうとしている？</p>



<p>　自分ではよくわからなかった。</p>



<p>　「そんなことないと思うけど……」</p>



<p>　曖昧に笑って誤魔化す。</p>



<p>　だけど、美幸の言葉が胸の奥にひっかかったまま離れなかった。</p>



<p>　放課後になり、美幸と一緒に駅へ向かう。</p>



<p>　「今日はまっすぐ帰る？」</p>



<p>　「うん、なんか少し疲れちゃって」</p>



<p>　美幸は少しだけ心配そうな顔をしたけれど、「じゃあ、また明日ね」と手を振った。</p>



<p>　電車に乗り込み、空いている席に座る。</p>



<p>　扉が閉まり、電車が静かに動き出した。</p>



<p>　私はスマホを開き、無意識にアルバムをスクロールする。</p>



<p>　いつ撮ったのかもわからない、日常の風景。<br>　友達と出かけた写真。</p>



<p>　楽しい思い出が並んでいるはずなのに――なぜか、どれも少し物足りない気がする。</p>



<p>　「……何かが、足りない」</p>



<p>　小さく呟いた瞬間、電車が揺れた。</p>



<p>　隣の人と肩が触れる。</p>



<p>　「あっ、すいません」</p>



<p>　そう言いながら視線を上げた。</p>



<p>　相手も、こちらを見ていた。</p>



<p>　「こちらこそ、すいません」</p>



<p>　落ち着いた声。</p>



<p>　そして、左手の薬指に光る指輪。</p>



<p>　――あれ？</p>



<p>　その瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。</p>



<p>　なぜだろう。</p>



<p>　彼の顔は知らないはずなのに、見た瞬間、涙が出そうになった。</p>



<p>　何かが引っかかる。</p>



<p>　でも、それが何なのか分からない。</p>



<p>　電車が次の駅に着く。</p>



<p>　彼はゆっくりと立ち上がり、降りていった。</p>



<p>　私は、ただそれを見送るしかできなかった。</p>



<p>　――待って。</p>



<p>　そんな気がした。</p>



<p>　でも、なぜ？</p>



<p>　「……誰なの？」</p>



<p>　私の胸の奥にある違和感は、ますます大きくなっていった。</p>



<p>　帰りの電車を降り、家までの道を歩く。</p>



<p>　夕焼けに染まる街並みは、どこかぼんやりとしていた。<br>　いつも通る道なのに、妙に遠く感じる。</p>



<p>　あの電車の中で出会った人――。</p>



<p>　彼の顔を思い出そうとする。</p>



<p>　でも、うまく思い出せない。</p>



<p>　確かに見たはずなのに、どんどん記憶がぼやけていく。<br>　まるで、夢の中の出来事みたいに。</p>



<p>　でも、あの瞬間、胸が痛んだのは確かだった。</p>



<p>　なぜだろう。</p>



<p>　私は何を忘れているの？</p>



<p>　家に帰ると、すぐに自分の部屋に向かう。</p>



<p>　スマホのアルバムを開く。</p>



<p>　何か、ヒントがあるかもしれない。</p>



<p>　けれど、どれだけ見返しても、そこに彼の姿はなかった。</p>



<p>　見落としているだけだろうか。</p>



<p>　……それとも、本当に最初からいなかった？</p>



<p>　思考が絡まりそうになり、私はスマホを閉じた。</p>



<p>　疲れているのかもしれない。</p>



<p>　ベッドに横になると、いつの間にか意識が遠のいていった。</p>



<p>　――夢を見ていた。</p>



<p>　どこまでも続く白い空間。</p>



<p>　音がしない。</p>



<p>　誰もいない。</p>



<p>　私ひとりだけ。</p>



<p>　でも、どこか懐かしい気がした。</p>



<p>　なぜだろう。</p>



<p>　ここには、前にも来たことがある気がする。</p>



<p>　どれだけ歩いても、何もない。</p>



<p>　それなのに、私は何かを探している。</p>



<p>　……何を？</p>



<p>　わからない。</p>



<p>　でも、探さなきゃいけない気がする。</p>



<p>　足を止めると、背後から微かに声が聞こえた気がした。</p>



<p>　振り向く。</p>



<p>　けれど、そこには誰もいない。</p>



<p>　気のせい？</p>



<p>　違う。</p>



<p>　確かに、誰かがいる気がする。</p>



<p>　胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。</p>



<p>　「……誰？」</p>



<p>　口にした瞬間、視界が揺らいだ。</p>



<p>　何かが近づいてくるような気がする。</p>



<p>　でも、はっきりとは見えない。</p>



<p>　思い出さなきゃ。</p>



<p>　でも誰を――。</p>



<p>　そう考えた瞬間、夢の世界が崩れ、意識が引き戻されるように目が覚めた。</p>



<p>　暗い天井が見えた。</p>



<p>　部屋の中は静かだった。</p>



<p>　夢の中で、私は何を探していたのだろう。</p>



<p>　覚えているのは、ただ「何かを探していた」ことだけ。</p>



<p>　思い出せそうなのに、思い出せない。</p>



<p>　今まで感じていた違和感が、ますます大きくなっていく。</p>



<p>　ずっと、何かが欠けていた。<br>それが何かは、いまだに思い出せないまま――。</p>



<p>　目を閉じると、あの電車で出会った人の姿がぼんやりと浮かんできた。</p>



<p>　もう一度会えたら、何かが変わるのだろうか。</p>



<p>　それとも――。</p>



<p>　私は、何を求めているの？</p>



<p>　答えは、まだ霧の向こう側にあった。</p>



<p>　朝の光がカーテンの隙間から差し込み、部屋を淡く照らしていた。</p>



<p>　目を開けると、心臓がわずかに跳ねる。</p>



<p>　さっきまで夢を見ていた気がする。</p>



<p>　でも、目覚めた途端、その内容は霧のように消えていった。</p>



<p>　覚えているのは、ただ「何かを探していた」ということだけ。</p>



<p>　ベッドの上に起き上がり、右手をそっと見つめる。</p>



<p>　薄く残る指輪の跡。</p>



<p>　昨日も気になったけれど、今朝はそれが妙に重く感じた。</p>



<p>　この違和感の正体は何だろう。</p>



<p>　ため息をつき、スマホを手に取る。</p>



<p>　時刻は午前6時50分。</p>



<p>　通知の数はいつもと変わらない。</p>



<p>　誰かからのメッセージを待っていたような気がするのに、そんな相手はいなかった。</p>



<p>　学校へ行けば、何か変わるだろうか。</p>



<p>　そんなことを考えながら、支度をして家を出る。</p>



<p>　自転車をこぎながら、昨日のことを思い出す。</p>



<p>　電車の中で出会った、あの人。</p>



<p>　顔はぼんやりとしているのに、左手の指輪のことだけが妙にはっきりと記憶に残っていた。</p>



<p>　どうしてだろう。</p>



<p>　彼を見た瞬間、胸が締めつけられた。</p>



<p>　ただの偶然？ それとも……。</p>



<p>　答えは見つからないまま、学校に着いた。</p>



<p>　「おはよう！」</p>



<p>　美幸が笑顔で手を振る。</p>



<p>　「おはよう」</p>



<p>　私はいつも通りに返事をする。</p>



<p>　「ねえ、放課後どっか寄らない？ 昨日も佳奈、なんか元気なかったし」</p>



<p>　「……うん」</p>



<p>　いつもなら「そんなことないよ」と言っていたかもしれない。</p>



<p>　でも、今日はなんとなく否定する気になれなかった。</p>



<p>　美幸の気遣いが嬉しかったのかもしれない。</p>



<p>　授業中、窓の外を眺める。</p>



<p>　空はどこまでも青く、風が雲をゆっくりと流していく。</p>



<p>　この空を、誰かと一緒に見た気がする。</p>



<p>　でも、その「誰か」が思い出せない。</p>



<p>　昼休みになり、美幸と屋上に向かう。</p>



<p>　お弁当を広げ、他愛もない話をしながら笑う。</p>



<p>　それなのに、胸の奥の違和感は消えなかった。</p>



<p>　「ねえ佳奈って、今好きな人いる？」</p>



<p>　突然の質問に、箸を持つ手が止まる。</p>



<p>　「え？」</p>



<p>　「最近、なんかそういう雰囲気あるなーって思って」</p>



<p>　美幸が軽い調子で言う。</p>



<p>　「……そんなことないよ」</p>



<p>　私は笑って誤魔化した。</p>



<p>　だけど、本当にそうだろうか。</p>



<p>　誰かを好きになったことがあった気がする。</p>



<p>　でも、その相手が誰だったのか、思い出せない。</p>



<p>　そんなことがあるだろうか。</p>



<p>　記憶が抜け落ちるなんて。</p>



<p>　……でも、それに気づいてしまったら、戻れなくなる気がした。</p>



<p>　私は何を、忘れているの？</p>



<p>　放課後、美幸とカフェに寄る。</p>



<p>　飲み物を手にしながら、窓の外をぼんやりと眺める。</p>



<p>　そのとき、心臓が跳ねた。</p>



<p>　人混みの中に、あの電車で出会った人がいた。</p>



<p>　いや、それだけじゃない。</p>



<p>　私は知っている。</p>



<p>　彼を、私は――。</p>



<p>　「……佳奈？」</p>



<p>　美幸の声にハッとする。</p>



<p>　「え？」</p>



<p>　「どうしたの？」</p>



<p>　「……なんでもない」</p>



<p>　カフェを出て、帰りの電車に乗る。</p>



<p>　座席に座り、スマホを開く。</p>



<p>　SNSのタイムラインをスクロールする。</p>



<p>　友達の写真が流れていく。</p>



<p>　見慣れたはずの風景なのに、どこか違和感がある。</p>



<p>　……誰かが、いたはずなのに。</p>



<p>　私は、もう一度アルバムを開いた。</p>



<p>　楽しい思い出が並んでいる。</p>



<p>　だけど、その中に欠けたピースがある気がする。</p>



<p>　電車が揺れた。</p>



<p>　肩が誰かに当たる。</p>



<p>　「あっ、すいません」</p>



<p>　顔を上げる。</p>



<p>　――彼だった。</p>



<p>　昨日、電車で見たあの人。</p>



<p>　「こちらこそ、すいません」</p>



<p>　彼は、少し寂しげに微笑んだ。</p>



<p>　胸が締めつけられる。</p>



<p>　私は、彼を知っている。</p>



<p>　でも、思い出せない。</p>



<p>　電車が駅に着く。</p>



<p>　彼は私より先に降りていく。</p>



<p>　私は立ち上がることができなかった。</p>



<p>　ただ、遠ざかる彼の姿を見送るしかなかった。</p>



<p>　次の瞬間、涙がこぼれた。</p>



<p>　「……なんで……」</p>



<p>　自分でも分からない。</p>



<p>　だけど、私は彼を知っている気がする。</p>



<p>　それなのに、思い出せない。</p>



<p>　どうして？</p>



<p>　私は、何を忘れてしまったの？</p>



<p>　家に帰ると、靴を脱ぎ、鞄を置き、真っ直ぐ自分の部屋へ向かった。</p>



<p>　電車の中で彼とすれ違った瞬間の胸の痛みが、まだ残っている。</p>



<p>　理由なんて分からない。</p>



<p>　でも、あのときの寂しそうな微笑みが、頭から離れなかった。</p>



<p>　私は、彼を知っている。それだけは確かだった。</p>



<p>　なのに、名前が――思い出せない。</p>



<p>　スマホのアルバムを開く。</p>



<p>　何度も見返したはずの写真たち。</p>



<p>　友達との写真、学校の風景、何気ない日常の瞬間。</p>



<p>　だけど、どの写真も、どこか不自然に感じた。</p>



<p>　この隙間、この空白。</p>



<p>　本当は、ここに誰かがいたんじゃないか。</p>



<p>　「……いないはずの誰かを探してるなんて、おかしいよね」</p>



<p>　独り言を呟き、スマホを閉じる。</p>



<p>　考えすぎたせいか、頭が霞んでいくようだった。</p>



<p>　今日は早く寝よう。</p>



<p>　そう思い、ベッドに横になった。</p>



<p>　目を閉じると、すぐに眠気が襲ってきた。</p>



<p>　――また、夢を見た。</p>



<p>　白い世界が広がっている。</p>



<p>　音も、風もない。</p>



<p>　私は、どこかを目指して歩いていた。</p>



<p>　どこへ向かっているのか分からない。</p>



<p>　でも、止まることはできなかった。</p>



<p>　何かを探している気がする。</p>



<p>　だけど、何を探しているのかが分からない。</p>



<p>　ただ、胸が痛い。</p>



<p>　何かが足りない。</p>



<p>　欠けているものがある。</p>



<p>　「……誰か」</p>



<p>　声を出してみる。</p>



<p>　だけど、応えはなかった。</p>



<p>　そのとき、ふと、遠くに人影が見えた。</p>



<p>　私は、夢中で駆け出していた。</p>



<p>　誰なの？</p>



<p>　待って。</p>



<p>　近づくほどに、胸が苦しくなる。</p>



<p>　喉が震える。</p>



<p>　涙が出そうになる。</p>



<p>　どうして？</p>



<p>　私は、何を思い出しかけているの？</p>



<p>　あと少しで、その人に手が届く。</p>



<p>　そう思った瞬間、足が止まる。</p>



<p>　喉の奥から、自然とこぼれ落ちる。</p>



<p>　「……裕人」</p>



<p>　その名前を口にした瞬間、すべてが弾けるように広がった。</p>



<p>　光が溢れる。</p>



<p>　目の前の人が、ゆっくりと振り向いた。</p>



<p>　優しく微笑んでいる。</p>



<p>　「やっと、気づいてくれた」</p>



<p>　その声を聞いた瞬間、何かが一気に溢れ出した。</p>



<p>　私は――。</p>



<p>　――目を覚ました。</p>



<p>　眩しい光が、カーテンの隙間から差し込んでいる。</p>



<p>　病室の天井が広がっていた。</p>



<p>　息を吸い込む。</p>



<p>　ゆっくりと目を向けると、誰かが私の手を握っていた。</p>



<p>　「……裕人？」</p>



<p>　震える声で、名前を呼ぶ。</p>



<p>　彼が、目を見開いた。</p>



<p>　「佳奈……」</p>



<p>　涙が溢れた。</p>



<p>　私は、帰ってきたんだ。</p>



<p>　裕人がいる、この世界に。</p>



<p>　裕人が目を見開いたまま、私の手を強く握る。</p>



<p>　「お前……」</p>



<p>　声が震えていた。</p>



<p>　裕人の目には、涙が溜まっていた。</p>



<p>　「……良かった……ほんとに……」</p>



<p>　言葉にならない声がこぼれる。</p>



<p>　私は――帰ってきたんだ。</p>



<p>　裕人がいる、この世界に。</p>



<p>　息を吸い込むと、胸の奥がじんわりと温かくなる。</p>



<p>　夢の中で、私はずっと何かを探していた。</p>



<p>　何かが足りない、何かが欠けている。</p>



<p>　それが、裕人だった。</p>



<p>　ずっと、忘れていた。</p>



<p>　でも、忘れたかったわけじゃない。</p>



<p>　思い出せなかっただけ。</p>



<p>　だけど、やっと思い出した。</p>



<p>　「……待たせちゃったね」</p>



<p>　涙が頬を伝う。</p>



<p>　裕人は首を振る。</p>



<p>　「いいんだ……！」</p>



<p>　唇を噛みしめ、涙を堪えながら、それでも笑った。</p>



<p>　「戻ってきてくれたなら、それだけで……！」</p>



<p>　私の手を握る裕人の指が、少しだけ震えていた。</p>



<p>　彼は、ずっと私を待っていてくれたんだ。</p>



<p>　夢の中で私は、裕人のいない世界をさまよっていた。</p>



<p>　でも、現実では彼が――私の手を離さずに待っていてくれた。</p>



<p>　私が目を覚ますのを、信じて。</p>



<p>　「もう、どこにも行かないよ」</p>



<p>　私はそっと、裕人の手を握り返す。</p>



<p>　裕人は、一瞬驚いたように私を見つめた。</p>



<p>　だけど、すぐに微笑む。</p>



<p>　「絶対だぞ」</p>



<p>　その言葉が、あまりに優しくて。</p>



<p>　また涙が溢れそうになる。</p>



<p>　もう二度と、忘れたりしない。</p>



<p>　彼がいる世界で、私は生きていく。</p>



<p>　もう、どこにも行かない。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>
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		<title>『星に願いをかけた夜』</title>
		<link>https://novel-room.online/the-night-i-wished-upon-a-star/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[kei]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 11 Mar 2025 17:22:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[リクエスト作品]]></category>
		<category><![CDATA[青春]]></category>
		<category><![CDATA[再会]]></category>
		<category><![CDATA[初恋]]></category>
		<category><![CDATA[星に願う]]></category>
		<category><![CDATA[切ない恋]]></category>
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					<description><![CDATA[電車の窓に映る、自分の顔をぼんやりと見つめていた。夜の街を流れる光が、頬をかすめていく。 ── あの頃と、何も変わらない。 いや、本当はすべて変わってしまったのかもしれない。景色は同じなのに、ここにいる自分だけが違う気が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="720" height="360" src="https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/c81b55d6f2cbad345d0d866bcc5f796c.jpeg" alt="" class="wp-image-2225" srcset="https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/c81b55d6f2cbad345d0d866bcc5f796c.jpeg 720w, https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/c81b55d6f2cbad345d0d866bcc5f796c-300x150.jpeg 300w" sizes="(max-width: 720px) 100vw, 720px" /></figure>



<p>電車の窓に映る、自分の顔をぼんやりと見つめていた。<br>夜の街を流れる光が、頬をかすめていく。</p>



<p>── あの頃と、何も変わらない。</p>



<p>いや、本当はすべて変わってしまったのかもしれない。<br>景色は同じなのに、ここにいる自分だけが違う気がする。</p>



<p>久しぶりの地元。<br>どこか懐かしくて、どこか落ち着かない。</p>



<p>降り立ったホームには、夜の冷たい風が吹いていた。</p>



<p>── ここで、いつも遅れてくる結衣をホームで待っていた。</p>



<p>寒い夜も、暑い夕暮れも、駅の片隅でなんでもない話をしながら、くだらないことで笑い合った。</p>



<p>あれは、もう何年前のことだろう。</p>



<p>「……」</p>



<p>ポケットの中で、スマホを握りしめる。<br>連絡するつもりはなかった。<br>ただ、気になってしまう。</p>



<p>── 彼女は、今どこにいるんだろう。</p>



<p>そう思ったところで、どうしようもないことも分かっているのに。</p>



<p>夜の街を歩く。</p>



<p>信号の向こう、商店街の明かり。<br>あの頃と同じ場所を歩いているのに、景色が少しぼやけて見える。</p>



<p>「拓実……久しぶり」</p>



<p>不意に、聞き覚えのある声がした。</p>



<p>振り向いた先に、彼女がいた。</p>



<p>── 夢でも見てるのかと思った。</p>



<p>変わらない部分も、変わった部分もあった。<br>髪は少し伸びて、大人びた表情をしている。<br>だけど、どこか懐かしい匂いがした。</p>



<p>「帰ってきてたんだ」</p>



<p>「……まあね」</p>



<p>それ以上、何を言えばいいのかわからなくなる。</p>



<p>数年ぶりの再会。<br>ずっと気になっていたのに、目の前にすると何も言葉が出てこない。</p>



<p>「元気だった？」</p>



<p>「……うん、まあね」</p>



<p>沈黙。</p>



<p>お互いに、言葉を探しているのが分かる。</p>



<p>「東京は、どう？」</p>



<p>「……普通。思ってたより、全然うまくいってない」</p>



<p>素直に、そう言えた。</p>



<p>彼女は少し驚いたように目を見開いたけれど、すぐに微笑んだ。</p>



<p>「そうなんだ」</p>



<p>他愛のない会話。<br>だけど、心の奥底で、何かが揺れ動いているのを感じる。</p>



<p>「……あのさ」</p>



<p>言おうとした言葉が、喉の奥でつかえて出てこない。</p>



<p>── 「ごめん」</p>



<p>その言葉すら、今さら言うべきなのかわからなかった。</p>



<p>「変わらないね」<br>　<br>　彼女が夜空を見上げながら、ぽつりと呟いた。<br>　<br>　その横顔は、どこか寂しげで、それでもどこか穏やかだった。<br>　<br>　夜風が吹く。<br>　<br>　「昔さ、願い事をすれば叶うって信じてたよな」<br>　<br>　ふと、言葉がこぼれる。<br>　<br>　「あの頃？」<br>　<br>　彼女がゆっくりとこちらを振り向く。<br>　<br>　「覚えてるよ。二人で夜の公園で寝転がってさ、流れ星を待ってたこと」<br>　<br>　「ああ。結局、流れ星なんて見えなかったけど」<br>　<br>　「でも、願ったよね？」<br>　<br>　「……願った」<br>　<br>　忘れるはずがなかった。<br>　あの夜、彼女は目を閉じて、真剣な顔で願い事をしていた。<br>　<br>　「ねえ、何を願ったの？」<br>　<br>　あの時、そう聞いた。<br>　<br>　彼女は照れくさそうに笑いながら、言った。<br>　<br>　「秘密」<br>　<br>　その言葉の意味を、今でも知ることはできないまま。<br>　<br>　「……願い、叶った？」<br>　<br>　静かな声で、彼女に聞いた。<br>　<br>　彼女は一瞬だけ目を伏せ、それから、静かに首を振った。<br>　<br>　「ううん」<br>　<br>　── そうか。<br>　<br>　「でもね」<br>　<br>　彼女は、ふっと微笑んだ。<br>　<br>　「願いって、叶わないから意味がないわけじゃないんだって」<br>　<br>　「……どういうこと？」<br>　<br>　「昔、願ったことがあったから、今の私がいるって思うんだ」<br>　<br>　彼女は、コートのポケットに手を入れながら、夜空を見つめる。<br>　<br>　「願いは叶わなかった。でも、願ったことは、私の中にちゃんと残ってる」<br>　<br>　彼女の言葉は、痛いほど優しかった。<br>　<br>　まるで、すべてを過去として受け入れたかのような。<br>　<br>　── だけど、俺は。<br>　<br>　「……俺は、あの頃のままだよ」<br>　<br>　口に出して、驚いた。<br>　<br>　ずっと忘れようとしていたのに、心のどこかで、彼女と過ごした時間を手放せずにいたことを、自分自身が一番よく分かっていた。<br>　<br>　「……うん」<br>　<br>　彼女は、それ以上何も言わなかった。<br>　<br>　ただ、少しだけ、悲しそうに笑った。<br>　<br>　<br>＊＊＊<br>　<br>　<br>　駅までの道を、ゆっくりと歩いた。<br>　<br>　何を話せばいいのか分からないまま、並んで歩く。<br>　<br>　それは、あの頃と同じようで、決定的に違っていた。<br>　<br>　「また……会えるかな？」<br>　<br>　そう言いかけたとき、彼女のスマホが鳴った。<br>　<br>　画面を見た彼女の表情が、一瞬変わる。<br>　<br>　「……ごめん、そろそろ行かなきゃ」<br>　<br>　「あ、うん」<br>　<br>　彼女は、微笑んで。<br>　それが「優しい笑顔」なのか、「距離を置くための笑顔」なのか、分からなかった。<br>　<br>　「じゃあね」<br>　<br>　手を振って、歩き出す彼女の後ろ姿を見つめる。<br>　<br>　「……」<br>　<br>　言葉が出なかった。<br>　何もできなかった。<br>　<br>　どんなに時間が経っても、あの頃の続きを取り戻すことなんてできない。<br>　<br>　── それでも、願ってしまう。<br>　<br>　もう一度、彼女と並んで歩ける日が来るなら、と。<br>　<br>　夜空に、瞬く星が見える。<br>　<br>　あの頃、二人で見上げた星。<br>　<br>　「願いをかけたら、叶うかな」<br>　<br>　かつて、そんなふうに笑いながら話した。<br>　<br>　今、もう一度願ってみてもいいだろうか。<br>　<br>　<br>＊＊＊<br>　<br>　<br>　次の日、街をぶらついていると、偶然、昔の友人と出くわした。<br>　<br>　「拓実？おお、マジか！ 久しぶりじゃん！」<br>　<br>　懐かしい顔ぶれ。<br>　地元に帰ってきたとはいえ、誰かと会うつもりはなかった。</p>



<p>　「てかさ、お前、結衣に会った？」</p>



<p>突然、名前を出されて、一瞬息が詰まる。</p>



<p>「……会ったよ」</p>



<p>「そっか。あいつ、今どうだった？」</p>



<p>結衣の微笑みが脳裏に浮かぶ。</p>



<p>「……元気そうだったよ」</p>



<p>そう答えながら、あの笑顔が「本当に元気な笑顔だったのか」考えてしまう。<br>　<br>　変わらない部分と、変わった部分。<br>　<br>　昨日の彼女の笑顔は、どっちだったんだろう。<br>　<br>　「……元気そうだったよ」<br>　<br>　そう答えると、大樹は少しだけ表情を曇らせた。</p>



<pre class="wp-block-code"><code>「そっか……そっか」</code></pre>



<p>その言い方が、少し引っかかった。</p>



<p>まるで、大樹は何かを知っているかのような口ぶりだった。</p>



<p>「……なんかあったのか？」</p>



<p>思わず聞き返すと、大樹は少し間をおいて、首を振った。</p>



<p>「いや、別に。ただ……お前がそう言うんなら、そうなんだろうな」</p>



<p>それだけ言って、大樹は苦笑する。<br>その笑顔が、どこか釈然としなかった。<br>　<br>　<br>　夜の公園。<br>　<br>　彼女と最後に話したのは、ここだった。<br>　<br>　── いつか迎えに来るから。<br>　<br>　その言葉を、信じてくれていたんだろうか。<br>　それとも、最初から信じてなんていなかったんだろうか。<br>　<br>　ベンチに座り、ポケットからスマホを取り出す。<br>　彼女の名前を探す。<br>　<br>　指が止まる。<br>　<br>　── 何を言えばいい？<br>　<br>　今さら連絡して、何になる？<br>　<br>　だけど、昨日の彼女の背中が、どうしても忘れられなかった。<br>　<br>　迷っていると、ふいに通知が鳴った。<br>　<br>　結衣からのメッセージだった。<br>　<br>　「ねえ、今、時間ある？」<br>　<br>　── 心臓が跳ねた。<br>　<br>　「あるよ」<br>　<br>　そう返信すると、すぐに返事が来た。<br>　<br>　「ちょっと、話せる？」<br>　<br>　<br>＊＊＊<br>　<br>　<br>　待ち合わせたのは、駅前の小さなカフェ。<br>　<br>　結衣は、先に来ていた。<br>　<br>　「ごめん、急に」<br>　<br>　「いや、大丈夫」<br>　<br>　コーヒーの香りが漂う店内。<br>　結衣は、カップを両手で包み込むように持っていた。<br>　<br>　「……昨日、会ったとき、言えなかったことがあるんだ」<br>　<br>　静かに口を開く。<br>　<br>　「ずっとね、何か言いたかったんだけど、うまく言葉にできなくて」<br>　<br>　その声には、どこか躊躇いがあった。<br>　<br>　「東京に行ったとき、寂しかった？」<br>　<br>　「…うん」<br>　<br>　「……そっか」<br>　<br>　結衣は、少しだけ目を伏せた。<br>　<br>　「ねえ、覚えてる？ 昔、星を見ながら言ってたこと」<br>　<br>　── 「願いをかけたら、叶うかな」<br>　<br>　胸の奥が、ざわついた。<br>　<br>　「私、あのとき、本当に願ったんだよ」<br>　<br>　「……」<br>　<br>　「でもね」<br>　<br>　結衣は、そっと笑った。<br>　<br>　「願いだけじゃ、ダメだった」<br>　<br>　それは、何を意味しているんだろう。<br>　<br>　「……今、好きな人がいるの？」<br>　<br>　自分でも驚くほど、掠れた声で聞いた。<br>　<br>　結衣は、少しだけ目を見開いて、<br>　それから、小さく頷いた。<br>　<br>　「うん」<br>　<br>　喉の奥が、ひどく苦しくなった。<br>　<br>　「そっか」<br>　<br>　それしか、言えなかった。<br>　<br>　<br>＊＊＊<br>　<br>　<br>　結衣の「うん」という言葉が、胸の奥に鈍く響いた。<br>　<br>　── もう、終わってるんだな。<br>　<br>　分かっていたはずなのに、実際に聞くと、予想以上に苦しかった。<br>　<br>　結衣はカップを両手で包んだまま、少しだけ微笑んでいた。<br>　<br>　カップの中で揺れるコーヒーの表面を見つめる。<br>　次に何を言えばいいのか分からなかった。<br>　<br>　いや、本当は、もう何も言えなかったのかもしれない。<br>　<br>　「ねえ」</p>



<p>　結衣が小さく息を吐いて、口を開いた。<br>　<br>　「今も、星に願い事、する？」<br>　<br>　思いがけない言葉に、顔を上げた。<br>　<br>　結衣は、窓の外に目を向けていた。<br>　<br>　「昔さ、一緒に星を見て、『願ったら叶うかな』って話したよね」<br>　<br>　「……覚えてるよ」<br>　<br>　忘れるはずがなかった。<br>　<br>　あの夜、二人で並んで空を見上げたこと。<br>　小さな光を見つけて、願い事を口にしたこと。<br>　<br>　「この先も、ずっと一緒にいられますように」<br>　<br>　そう願った。<br>　<br>　「私はね、今でも星を見上げるよ」<br>　<br>　結衣の声は、穏やかだった。<br>　それが、どこか切なく響く。<br>　<br>　「願いは……叶った？」<br>　<br>　意図せず、口にしてしまった。<br>　<br>　結衣は、一瞬だけ目を伏せた。<br>　そして、静かに首を振った。<br>　<br>　「ううん」<br>　<br>　── そうか。<br>　<br>　「でもね」<br>　<br>　結衣は、ふっと微笑んだ。<br>　<br>　「願いって、叶わないから意味がないわけじゃないんだって」<br>　<br>　「……どういうこと？」<br>　<br>　「昔、願ったことがあったから、今の私がいるって思うんだ」<br>　<br>　カップをそっとテーブルに置き、真っ直ぐにこちらを見た。<br>　<br>　「拓実と過ごした日々があったから、今の私があるんだと思う」<br>　<br>　その言葉は、痛いほど優しかった。<br>　<br>　拒絶でもなく、後悔でもなく、ただ、結衣が見つけた答え。<br>　<br>　「ありがとう」<br>　<br>　最後の一言が、決定的だった。<br>　<br>　ああ、本当に、終わったんだな。<br>　<br>　結衣は、もう前を向いて歩いている。<br>　<br>　それなのに、俺は──。<br>　<br>　<br>＊＊＊<br>　<br>　<br>　夜の街を歩く。<br>　<br>　足は自然と、公園へ向かっていた。<br>　<br>　結衣と最後に話した場所。<br>　<br>　あの日、俺は何を言った？<br>　<br>　── 「いつか迎えに来るから」<br>　<br>　結局、迎えに来ることはできなかった。<br>　<br>　それなのに、こんなにも結衣のことばかり考えている。<br>　<br>　空を見上げる。<br>　<br>　星が、静かに瞬いていた。<br>　<br>　結衣が言ったように、俺も昔、願い事をしたことを思い出す。<br>　<br>　「この先も、ずっと一緒にいられますように」<br>　<br>　でも、もうその願いを叶えることはできない。<br>　<br>　俺は、何を願えばいいんだろう。<br>　<br>　スマホを取り出し、結衣とのメッセージを開く。<br>　<br>　最後に送られてきた「ありがとう」の文字が、画面に並んでいた。<br>　<br>　俺は、しばらく指を止めたまま、ゆっくりと打ち込んだ。<br>　<br>　「元気でな」<br>　<br>　それだけ。<br>　<br>　送信ボタンを押して、ポケットにしまう。<br>　<br>　もう、振り返らない。<br>　<br>　俺も、前に進まなきゃいけないんだ。<br>　<br>　結衣の言ったことを、今なら少し分かる気がした。<br>　<br>　願いは、叶わないから意味がないわけじゃない。<br>　<br>　── 俺はもう一度、夜空を見上げた。</p>



<p>少し滲んだ星が、静かな夜空の中で輝いていた。<br>　</p>



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