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	<title>切ない | NOVEL ROOM</title>
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		<title>『Still with You』</title>
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		<dc:creator><![CDATA[kei]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 10 Mar 2025 13:05:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[Lyric Novel]]></category>
		<category><![CDATA[小説]]></category>
		<category><![CDATA[切ない]]></category>
		<category><![CDATA[記憶]]></category>
		<category><![CDATA[前に進む]]></category>
		<category><![CDATA[心の揺らぎ]]></category>
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					<description><![CDATA[部屋の片隅に、あなたのマグカップが置きっぱなしになっている。もう何か月も、そのままだ。 手に取ることができず、ただ視界の隅に収めるだけの日々。コーヒーの染みが残ったままの縁に指を伸ばそうとして、いつも手が止まる。あなたが [&#8230;]]]></description>
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<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="720" height="360" src="https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/8a48a25cb4583a663f05283b4e5bb23a.jpeg" alt="" class="wp-image-2213" srcset="https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/8a48a25cb4583a663f05283b4e5bb23a.jpeg 720w, https://novel-room.online/wp-content/uploads/2025/03/8a48a25cb4583a663f05283b4e5bb23a-300x150.jpeg 300w" sizes="(max-width: 720px) 100vw, 720px" /></figure>



<p>部屋の片隅に、あなたのマグカップが置きっぱなしになっている。<br>もう何か月も、そのままだ。</p>



<p>手に取ることができず、ただ視界の隅に収めるだけの日々。<br>コーヒーの染みが残ったままの縁に指を伸ばそうとして、いつも手が止まる。<br>あなたが最後に口をつけた跡が、まだそこにある気がして。</p>



<p>あなたがいなくなって、どれくらい経ったのだろう。<br>時計は静かに時を刻み、カレンダーは何枚もめくられた。<br>でも、私の中の時間だけが、あの日のままで止まっている。</p>



<p>目を閉じれば、すぐに思い出せる。<br>あなたがここにいた日々を。</p>



<p>「おはよう」<br>寝ぼけた声でそう言って、私の髪をくしゃっと撫でるあなた。<br>コーヒーメーカーの音が響く朝のキッチン。<br>読みかけの本を片手に、ソファに寝そべる姿。<br>何気ない仕草のひとつひとつが、まるで今もすぐそばにあるように思えてしまう。</p>



<p>でも、目を開けると、そこにはもう誰もいない。<br>あなたの存在は、夢の中にしか残されていない。</p>



<p>外の世界は、何事もなかったかのように変わり続けている。<br>季節は巡り、人々は忙しそうに歩き、街は色を変えていく。<br>けれど、私の心だけは、あの頃のまま取り残されていた。</p>



<p>スーパーに行くと、あなたが好きだったコーヒーを無意識に手に取ってしまう。<br>テレビをつければ、ふとした瞬間にあなたの笑顔が浮かぶ。<br>すれ違う誰かの香水の香りが、あなたのものと似ていると、それだけで足が止まる。</p>



<p>「……まだ、ここにいるの？」</p>



<p>私は小さくつぶやく。<br>静まり返った部屋に、私の声だけがぽつんと落ちた。</p>



<p>あなたが座っていたソファに、そっと腰を下ろす。<br>その場所だけ、時間が止まったように冷たかった。</p>



<p>――夜がくる。</p>



<p>暗闇に包まれると、私はあなたに会える。<br>夢の中では、あなたは変わらずそこにいる。</p>



<p>「おかえり」<br>「今日は何してた？」</p>



<p>そんな他愛もない会話を交わして、笑い合う。<br>あなたは何も変わらないまま、私の手を握る。<br>そのぬくもりが、心の隙間を埋めていく。</p>



<p>――このままずっと、夢の中にいられたらいいのに。</p>



<p>けれど、朝がくる。<br>目が覚めれば、あなたはいない。<br>何も変わらない部屋と、何も変わらない孤独だけが、そこに残る。</p>



<p>それでも、私は夢を見ることをやめられない。<br>あなたがいなくなってしまった現実よりも、夢の中のほうが、よっぽど心地よかったから。</p>



<p>でも、ふと思う。</p>



<p>――あなたは、本当に「ここにいる」の？<br>それとも、私はただ「ここにいてほしい」と願い続けているだけ？</p>



<p>答えは出ない。<br>だけど、胸の奥に小さな違和感が生まれた。</p>



<p>私は、あなたの影を追い続けているだけなのかもしれない。</p>



<p>そして、そのことに気づいてしまった私は――。</p>



<p>このままでいいの？</p>



<p>そんな疑問が、ふと頭をよぎる。<br>あなたがいなくなって、どれくらい経っただろう。<br>季節が変わっても、私はまだここにいる。</p>



<p>あなたの好きだったコーヒーを買い続け、<br>ソファの隣には、あなたが座っていた場所を空けたまま。<br>クローゼットを開ければ、あなたの服がそのまま並んでいる。<br>靴箱の奥には、あなたのスニーカーが眠っている。</p>



<p>「……そろそろ、片付けようか」</p>



<p>誰に言うでもなく、ぽつりと呟く。<br>けれど、言葉だけが宙を舞い、行動には移せなかった。<br>まだ、踏み出せない。</p>



<p>あなたの残したものを整理することは、<br>あなたを忘れることと同じような気がして。</p>



<p>夜になると、私はまた夢の中であなたに会いに行く。</p>



<p>そこでは、時間は止まったまま。<br>あなたは変わらない笑顔で、私を見つめる。<br>まるで「ここにいればいいんだよ」とでも言うように。</p>



<p>――それでも。</p>



<p>このままでいいのか、という気持ちは消えなかった。</p>



<p>ある日、私はクローゼットを開けた。<br>あなたのシャツの袖をつまむ。<br>すると、ポケットの中に何かがあることに気がついた。</p>



<p>――小さな、折りたたまれた紙。</p>



<p>指先でそっと開く。<br>そこには、あなたの字でこう書かれていた。</p>



<p>「いつか、前に進めるように」</p>



<p>息を呑んだ。</p>



<p>どうして、今これを見つけてしまったのだろう。<br>もしかしたら、ずっとそこにあったのに、私が見ようとしなかっただけなのかもしれない。</p>



<p>あなたは、私がこうなることを知っていたの？<br>それとも、これはあなた自身の言葉だったの？</p>



<p>分からない。<br>だけど、涙が止まらなかった。</p>



<p>私はまだ、あなたを手放せない。<br>だけど、この言葉が私に何かを訴えかけているのは確かだった。</p>



<p>その夜、夢を見た。</p>



<p>あなたはそこにいた。<br>相変わらず、穏やかな笑顔で。</p>



<p>私は、あなたの顔をじっと見つめた。<br>夢の中では、あなたは変わらない。</p>



<p>でも、今日は違った。</p>



<p>「ねえ」</p>



<p>私は意を決して、口を開いた。</p>



<p>「あなたは……本当に、ここにいるの？」</p>



<p>あなたの笑顔が、ふっと消えた気がした。</p>



<p>「私は、ずっとあなたを待ってる。<br>ここで、あなたの手を握り続けてる。<br>でも……あなたは？」</p>



<p>あなたは、少しだけ悲しそうな目をした。</p>



<p>まるで、「分かってるんだろう？」と言うように。</p>



<p>心がざわめく。<br>私が、あなたをここに繋ぎ止めている？<br>それとも、私はただ、夢の中であなたを創り出している？</p>



<p>目を覚ますのが怖かった。<br>このまま夢の中にいられるなら、それでいいと思っていた。</p>



<p>だけど――。</p>



<p>あなたは、そっと私の手を離した。</p>



<p>「もう、大丈夫だよ」</p>



<p>その言葉を最後に、あなたの姿がぼやけていく。<br>必死に手を伸ばそうとしたけれど、指先が届く前に、あなたは消えてしまった。</p>



<p>私は、はっとして目を覚ました。</p>



<p>カーテンの隙間から、朝の光が差し込んでいる。</p>



<p>いつもと変わらない部屋。<br>けれど、何かが違っている気がした。</p>



<p>私はベッドから降り、クローゼットの前に立つ。</p>



<p>そして、あなたのシャツを取り出し、しばらく見つめた。</p>



<p>――あなたがここにいた証は、たくさん残っている。</p>



<p>でも、それは、あなたそのものではない。</p>



<p>私は、あなたの服を静かに畳み直した。</p>



<p>少しずつでもいい。<br>あなたの残したものを整理しよう。</p>



<p>あなたを忘れるわけじゃない。<br>だけど、私は――。</p>



<p>（次回、完結編）</p>



<p>「Still」（最終回）</p>



<p>　窓を開けると、春の風が吹き込んできた。<br>　淡い陽の光が部屋を照らし、揺れるカーテンの隙間から、青い空が見えた。</p>



<p>　私は、あなたのシャツを丁寧に畳みながら、ふと気づく。<br>　この部屋の景色は、ずっと変わらないままだった。<br>　いや、変わらないようにしていたのは、私自身だったのかもしれない。</p>



<p>　クローゼットの中には、まだあなたの服が掛かったまま。<br>　靴箱の奥には、あなたのスニーカーがそのまま残っている。<br>　まるで、いつかあなたが戻ってくる日を待っているかのように。</p>



<p>　私は、そのスニーカーを手に取り、ゆっくりと指でなぞった。</p>



<p>　「……そろそろ、片付けようか」</p>



<p>　自分に言い聞かせるように呟く。<br>　これまで、何度も思ったことだった。<br>　けれど、どうしても踏み出せなかった。</p>



<p>　それでも、今なら――。</p>



<p>　少しずつでも、あなたがいた時間を「思い出」として整理できる気がした。</p>



<p>　あなたが最後に座っていたソファ。<br>　そこに腰掛けると、あなたの笑顔が浮かぶ気がした。</p>



<p>　「ねえ、あなたなら、こういうときどうした？」</p>



<p>　呟くと、すぐに答えが返ってきそうな気がした。<br>　でも、返事はない。</p>



<p>　私は、ポケットからあの紙切れを取り出し、そっと指先で撫でる。</p>



<p>　「いつか、前に進めるように」</p>



<p>　これは、あなたが私に残してくれた言葉。<br>　たとえ、私の中にあなたがい続けても、それは「囚われること」とは違う。<br>　あなたがいなくなったことを認めた上で、それでも大切な存在であり続けること。</p>



<p>　それが「前に進む」ということなのかもしれない。</p>



<p>　私は、小さく息を吸い込んで、窓の外を見た。</p>



<p>　空は、果てしなく広がっている。<br>　まるで、私を包み込むように。</p>



<p>　「……ありがとう」</p>



<p>　どこへともなく呟いた言葉が、静かに部屋に溶けていく。</p>



<p>　それからの私は、少しずつ変わっていった。</p>



<p>　あなたの服を整理し、靴を箱にしまい、あなたの好きだったマグカップを棚の奥に片付けた。</p>



<p>　決して捨てたりはしない。</p>



<p>　けれど、それはもう「待つため」ではなく、「大切にするため」だった。</p>



<p>「私は、あなたの記憶とともに、新しい時間を生きていく。」</p>



<p>　決してあなたを忘れるわけじゃない。</p>



<p>　だけど、あなたに囚われるのは、もうやめよう。</p>



<p>　夜、夢を見た。</p>



<p>　でも、そこにはもう、あなたの姿はなかった。</p>



<p>　寂しくないと言えば嘘になる。<br>　けれど、どこかほっとした自分もいた。</p>



<p>　あなたはもう、自由になったのかもしれない。<br>　そして、私も。</p>



<p>　カーテンが揺れる。<br>　遠くで鳥の声が聞こえる。</p>



<p>　朝の光が差し込む部屋の中で、私はゆっくりと目を開けた。</p>



<p>　新しい一日が、始まる。</p>



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