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	<title>恋愛小説 | NOVEL ROOM</title>
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		<title>『もう少しだけ』</title>
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		<dc:creator><![CDATA[kei]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 09 Mar 2025 21:49:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[記憶のかけら]]></category>
		<category><![CDATA[青春]]></category>
		<category><![CDATA[片想い]]></category>
		<category><![CDATA[放課後]]></category>
		<category><![CDATA[夕暮れ]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛小説]]></category>
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					<description><![CDATA[放課後、夕陽が窓ガラスを朱色に染めていた。 教室の空気は緩やかで、友達の話し声や椅子を引く音が混じり合っていた。 自分はまだ帰る準備をする気になれず、机に肘をつき、なんとなく外を眺めていた。 赤く染まった校庭の向こうで、 [&#8230;]]]></description>
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<p>放課後、夕陽が窓ガラスを朱色に染めていた。</p>



<p>教室の空気は緩やかで、友達の話し声や椅子を引く音が混じり合っていた。</p>



<p>自分はまだ帰る準備をする気になれず、机に肘をつき、なんとなく外を眺めていた。</p>



<p>赤く染まった校庭の向こうで、部活の掛け声が響く。</p>



<p>そのとき、不意に声がした。</p>



<p>「……まだ帰らないの？」</p>



<p>声のほうを見ると、彼女だった。</p>



<p>普段はあまり話すことのない同級生。</p>



<p>けれど、席が近いせいか、なんとなく互いの存在を知っている、そんな距離感。</p>



<p>彼女の髪が夕陽を受けて、ほのかに光って見えた。</p>



<p>「もう少ししたら帰るよ」</p>



<p>そう答えると、彼女は少しだけ考えて——</p>



<p>「じゃあ、一緒に帰る？」そう言った。</p>



<p>一瞬、言葉が出なかった。</p>



<p>別に特別な意味はないのかもしれない。</p>



<p>たまたま帰る方向が同じなだけ。</p>



<p>けれど、こんなふうに彼女から誘われるのは初めてだった。</p>



<p>「……うん、いいよ」</p>



<p>そう答えると、彼女は微笑んで、先に鞄を肩にかけた。</p>



<p>その横顔は、いつもより少しだけ柔らかく見えた。<br>　<br>昇降口を抜けると、夕暮れの空気が肌に触れた。</p>



<p>まだ少しだけ暑さが残る季節だったけれど、夕方になると風が心地よかった。</p>



<p>二人で並んで歩く。</p>



<p>特に話すこともなく、互いの足音だけが響く。</p>



<p>こうして並んで歩くのは、きっと初めてだった。</p>



<p>それが妙にくすぐったくて、何か話さなきゃと思うのに、言葉が見つからない。</p>



<p>彼女はどんなことを考えているんだろう。</p>



<p>こうして誰かと帰ることなんて、彼女にとっては特別なことじゃないのかもしれない。</p>



<p>でも、自分にとっては——</p>



<p>「……いつも、こうやってのんびりしてるの？」</p>



<p>彼女がふいに口を開いた。</p>



<p>「え？」</p>



<p>「帰るの遅いよね。前にも、夕方まで残ってたの見たことある」</p>



<p>「あぁ……なんとなく、帰るタイミング逃すことが多くて」</p>



<p>「ふーん」</p>



<p>彼女はそれ以上何も言わずに歩く。</p>



<p>でも、どこか納得したような表情だった。</p>



<p>風が吹いた。</p>



<p>前を歩いていた小学生たちの自転車のベルの音が遠ざかっていく。</p>



<p>そのまま、二人の間にまた沈黙が落ちる。</p>



<p>だけど——嫌な感じはしなかった。</p>



<p>交差点の手前で、信号が赤に変わる。</p>



<p>二人は自然と足を止め、並んで立つ。</p>



<p>「……こうやって歩くの、なんか新鮮」</p>



<p>ぽつりと、彼女が言った。</p>



<p>「……そう？」</p>



<p>「うん。こういうの、あんまりないから」</p>



<p>「友達とは帰らないの？」</p>



<p>「帰るよ。でも、こうやって二人っていうのは、あんまりないかも」<br>　<br>信号が青に変わる。</p>



<p>歩き出すタイミングが少しずれて、自分が少し前に出る形になった。</p>



<p>そうしてまた、並ぶ。</p>



<p>校門を出てから、すれ違う人の数が増えてきた。</p>



<p>部活帰りの生徒や、自転車で駆け抜ける人たち。</p>



<p>その中で、自分たちは変わらず並んで歩いていた。</p>



<p>何を話せばいいのかわからなかった。</p>



<p>でも、不思議と気まずさはなかった。</p>



<p>むしろ、この静かさが心地よく思えた。</p>



<p>この時間が、もう少し続けばいいのに——</p>



<p>そんなことを、ふと考えた。</p>



<p>住宅街に入ると、彼女が「あ、ここで曲がる」と言った。</p>



<p>「あぁ」</p>



<p>「今日は、なんかありがと」</p>



<p>「え？」</p>



<p>「たぶん、一人だったらすぐ帰ってたから」<br>　<br>彼女はそう言って、小さく笑った。</p>



<p>「……うん」</p>



<p>何か、言葉を返したかったけれど、いい返事が思い浮かばなかった。</p>



<p>彼女が軽く手を上げて、家の方へ歩き出す。</p>



<p>その背中を見送ってから、もう一度歩き出した。</p>



<p>心なしか、夕暮れの空がいつもより広く感じた。<br>　<br>住宅街を抜けて、ひとりになった帰り道。</p>



<p>彼女と並んで歩いていた時間を思い出す。</p>



<p>特別な会話をしたわけじゃない。</p>



<p>でも、あの沈黙が心地よかったことだけは、はっきり覚えている。</p>



<p>ふと、ポケットに手を入れると、指先に触れたものがあった。</p>



<p>それを取り出してみる。</p>



<p>——飴玉。</p>



<p>彼女が、別れ際に何気なく差し出したもの。</p>



<p>「これ、いる？」と軽く聞かれて、なんとなく受け取った。</p>



<p>そのときは特に気にしていなかったけれど、今になって妙に気になった。</p>



<p>彼女は、あのとき何を考えていたんだろう。</p>



<p>なぜ、わざわざ自分にこれをくれたんだろう。</p>



<p>考えたところで答えは出ない。</p>



<p>でも、なんとなく——</p>



<p>また一緒に帰れるといいな。</p>



<p>そんなことを思った。<br>　</p>



<p>次の日。</p>



<p>いつもと同じ朝。</p>



<p>いつもと同じ教室。</p>



<p>けれど、なんとなく、彼女の存在が気になった。</p>



<p>意識していないつもりだった。</p>



<p>でも、視線が自然と彼女のほうへ向かってしまう。</p>



<p>気づかれたら恥ずかしいから、さりげなく。</p>



<p>それとなく。</p>



<p>「……」</p>



<p>彼女はいつも通り友達と話していた。</p>



<p>昨日と変わらない日常。</p>



<p>自分だけが、昨日を引きずっている気がした。</p>



<p>窓の外を見る。</p>



<p>晴れているのに、風は少し冷たい。</p>



<p>秋が近づいているんだろう。</p>



<p>昨日のことを、彼女は覚えているんだろうか。</p>



<p>それとも、何気ないこととして、もう忘れてしまったんだろうか。</p>



<p>そんなことを考えていると、不意に——</p>



<p>「おはよう」</p>



<p>彼女の声が聞こえた。</p>



<p>びくりと肩が跳ねる。</p>



<p>「……お、おはよう」</p>



<p>予想外のことに、ぎこちなくなった声。</p>



<p>彼女は特に気にすることもなく、にこりと微笑んで、自分の席へ戻った。</p>



<p>それだけのこと。</p>



<p>たったそれだけのことなのに、なぜか胸が騒いだ。</p>



<p>放課後。</p>



<p>昨日と同じ時間、同じ場所。</p>



<p>ふと、昇降口で靴を履き替えていると、彼女の姿が目に入った。</p>



<p>——昨日と同じように、一人だった。</p>



<p>「……」</p>



<p>少しだけ、迷う。</p>



<p>でも、自然と足が動いていた。</p>



<p>「今日も、一緒に帰る？」</p>



<p>気づけば、そう声をかけていた。</p>



<p>彼女は驚いたようにこちらを見て——</p>



<p>「……うん」</p>



<p>昨日と同じように、微笑んだ。</p>



<p>それだけで、今日の帰り道が少しだけ特別なものに思えた。</p>



<p>昨日より、ほんの少しだけ距離が縮まった気がした。</p>



<p>そして——</p>



<p>昨日より、もう少しだけ長く、この時間が続けばいいと思った。</p>



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